敢(かん)に勇なれば則(すなわ)ち殺し、不敢(ふかん)に勇なれば則ち活(い)かす中国の知恵!名言・名句・格言・ことわざ・故事成語

2006年04月14日

敢(かん)に勇なれば則(すなわ)ち殺し、不敢(ふかん)に勇なれば則ち活(い)かす

さて、今回のことわざは、こちらです。


 
「敢(かん)に勇なれば則(すなわ)ち殺し、

不敢(ふかん)に勇なれば則ち活(い)かす。」

(原文)勇於敢則殺、勇於不敢則活。

 老子より



勇敢な心から出た行動は、

人の命を奪う結果となります。


逆に、勇敢ではない心から出た行動は、

人の命を救い、生きることを可能とします。


とても逆説的な言葉に見えますが、

奥深い言葉です。


世間では、勇敢であることを尊びます。

でもそれは、軍事的政権が大手をふるっていた時代の名残です。


戦争が繰り返され、

軍事訓練、軍事教育が行われている時代においては、

勇敢さが尊ばれてきました。


なぜなら、勇敢さを尊ばないと、

兵士達は、戦場に赴いてくれないからです。

戦いに挑み、命を捨ててまでも争ってくれないからです。

ですから、戦時中は、

社会道徳そのものに、

勇敢さの美徳を奨励する風潮があったのです。


そして、勇敢さゆえに、人々は命を落としていったのです。

老子の生きた戦国時代には、

まさしく、勇敢な人物は早く死んでいったのです。


しかし、勇敢に戦って死んでいくのが美徳であるという考えは、

政治的背景により、社会によって植え付けられた考えです。


勇敢でないことによって、人は命を守り、

生きていくことができるのです。


現代においては、どうでしょうか。

勇気、勇敢さは、

別のところで発揮されるべきです。


善行を行う勇気、

悪行を退ける勇気、

自分を見つめ、さらに向上しようとする勇敢さ、

そんなものを大切にしていかないといけません。


争いを起こし、争いに赴く勇気は、

現代では逆にトラブルのもとです。

不要な争いにおいては、不敢であることが大切になってきます。



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posted by げんいん at 22:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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